株式会社HataLuck and Personが開発した職場DXアプリ「はたLuck」が、阪急阪神ホールディングス株式会社のグループ会社である株式会社阪急阪神ホテルズの直営ホテル全17施設及び本社部門に導入された。■職場DXアプリ「はたLuck」について「はたLuck」は、サービス業に特化し、シフト・コミュニケーション・マニュアル・エンゲージメントの機能をオールインワンで搭載した、業務専用のアプリ。職場で働くシフトワーカー(アルバイト・パート社員も含む)のスマートフォンから利用可能で、シフト作成や情報伝達など職場運営に必要な業務を効率化できる。また、アプリのログとサーベイ機能を使ったデータ分析により、職場状態の可視化から改善施策の提案もできるので、職場改善に活用することが可能。「はたLuck」は、サービス業の生産性とエンゲージメントの向上に必要な機能を搭載しており、全国の外食・ホテル・ショッピングセンターなど幅広いサービス業の職場に導入されている。■HataLuck and Personと阪急阪神ホールディングスの関係阪急阪神ホールディングスでは、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」から国内外の有望なベンチャー企業への出資を通じた既存事業分野および新規事業分野における事業シナジーの創出に取り組んでおり、HATALUCKへの出資を契機に、ホテル事業を始めとするグループ内のさまざまな事業との協業を加速させ、効率的なマネジメント体制の確立や働きがいの向上、働きやすい労働環境の整備の実現につなげていくことを目指している。■阪急阪神ホテルズにおける「はたLuck」導入の経緯阪急阪神ホテルズは、会社の基本方針である「従業員の人間性と個性のはぐくみ ~Humanity~」のもと、従業員のエンゲージメント向上と働きやすい環境づくりに取り組んできた。その取り組みの一つとして、2023年10月に、ホテル阪急レスパイア大阪の宿泊部門や料飲部門等の職場において「はたLuck」をテスト導入し、定常業務の効率化とコミュニケーション強化の観点で課題改善がみられたことから、2024年7月より全事業所(17施設)及び本社部門での導入を開始した。【課題と改善された内容】①「シフト」機能で、シフト管理の効率化「はたLuck」の導入前は、ほとんどの職場において紙でシフト希望を回収し、Excelに転記、シフトを作成するという作業を行っていたため、シフト作成担当者の作業負担が大きく、特に従業員の職種や勤務形態が多様な部門においては、期限内に全員の希望を把握することに課題があった。導入後は「シフト」機能により希望の把握が円滑になった他、シフト希望が自動で一覧化されることで作業時間が大幅に削減され、業務効率化が進んだ。②「連絡ノート」機能で、情報共有の迅速化情報共有の方法を紙の回覧から「連絡ノート」機能での一斉共有に変更したことで、情報共有のスピードや確実性に改善が見られた。さらに、確認状況が可視化されることから、多様な職場への個別フォローが可能となった。③「星を贈る」・「連絡ノート」機能で、職場内のコミュニケーション強化シフト勤務のため従業員が一堂に会する機会が少ない中、感謝を伝える「星を贈る」機能の利用により従業員間のコミュニケーションが今まで以上に活発になった。また、情報共有用の「連絡ノート」機能を活用して新規採用者が自己紹介投稿を行ったところ、職場の一体感醸成につながっている。④エンゲージメントサーベイの利用より短期間かつ細やかな課題を職場単位で確認ができる「エンゲージメントサーベイ」機能を利用している。2年ごとに阪急阪神ホールディングスグループ全体で実施している従業員満足度調査に加え、本機能を活用し、今後もより働きやすい職場環境づくりに活かしていく。⑤利用者の声はたLuckを利用した方からは以下のようなコメントがあった。■阪急阪神ホテルズ 運営管理本部 人事部長 中西 一郎氏 コメント「『はたLuck』はシフト勤務の職場向けに開発されているので、特にホテル業界にフィットすると感じています。人的資本経営が注目される中、弊社では従業員が働く中で喜びを感じることがサービスの質の向上につながると考えており、円滑なコミュニケーションや一体感のある職場環境づくりを重要視しています。今後は、はたLuckのエンゲージメントサーベイも活用し、職場環境の改善とエンゲージメント向上を行い、従業員が働きがいを感じられる環境づくりをより一層進めていきます。」