GMO TECH株式会社(本社所在地/東京都、代表取締役社長/鈴木 亮一)は、GoogleのAI検索機能「Google AIモード」が、飲食店や病院、美容室などの店舗・施設を探す際に、どのような情報を回答の根拠として利用しているのかを調査した。同社が運営する検索・AI検索の調査研究組織「アルゴリズム研究室」が、2026年5月から7月にかけて実施した調査では、約11万件の検索と延べ約44万件のAI回答を分析。その結果、約7割の回答でGoogle検索やGoogleマップ上に表示される「Google店舗カード」の参照が確認された。また、AI回答に含まれる参照情報のうち、Google店舗カードが占める割合は、2026年5月の平均38.0%から7月には48.8%へ上昇したという。約7割のAI回答でGoogle店舗カードを参照今回の調査では、日本語によるローカル検索を対象に、実店舗や施設を持つ21業種について分析した。「近くの飲食店」「地域の病院」「おすすめの美容室」など、地域や場所を指定して店舗・施設を探す検索において、Google AIモードは一般のWebページだけをもとに回答を生成しているわけではなく、Googleが保有する店舗・施設単位の情報も参照している可能性が示された。さらに、AI回答に含まれる参照情報の構成を調べたところ、Google店舗カード内の店舗・施設情報が占める割合は、5月の平均38.0%から7月には48.8%まで上昇。観測期間中、Google上で整理・管理されている店舗情報がAI回答の情報源として利用される割合が高まる傾向が確認された。業種によってAIの参照傾向に大きな差Google店舗カードの情報が引用される割合には、業種による違いも見られた。2026年7月4日時点では、21業種のうち9業種で、Google上の店舗・施設情報が引用全体の過半数を占めた。飲食店やホテルだけでなく、医療機関、不動産、美容室など、地域を軸に利用先を探す業種でも、Google店舗カードが主要な情報源となっていた。一方、業種別に見ると差も大きく、引用割合が最も高かった居酒屋では87.5%だったのに対し、最も低かったフィットネスでは9.8%となり、77.7ポイントの開きがあった。同社では、こうした結果から、ローカル検索におけるAIの情報参照は業種によって異なる傾向があると分析している。AI検索時代、店舗情報の整備が重要に今回の調査結果から、AI検索を通じて店舗や施設を探す場合、店舗名や施設名、住所、営業時間、電話番号、口コミ、評価など、Google上で管理されている情報が重要な役割を果たしている可能性が明らかになった。これまで店舗の検索対策では、Webサイトの検索順位を高めるSEOや、Googleマップ上での検索対策であるMEOなどが重視されてきた。生成AIの普及に伴い、AIに自社や店舗の情報を正しく理解・引用してもらうためのGEO(Generative Engine Optimization)やAIO(AI Optimization)への関心も高まっている。同社では、AI検索への対応において、WebサイトだけでなくGoogle上の店舗・施設情報についても正確かつ最新の状態を維持し、各媒体間で情報に食い違いが生じないよう整備することが重要になるとしている。