実名口コミのグルメ情報・予約サイト「Retty」を運営するRetty株式会社(本社/東京都港区、代表取締役社長/平野雅也)は、GMOコネクト株式会社と共同で、飲食法人を対象としたAI研修事業を開始した。飲食店の現場でAIを活用するための実務型研修プログラム「Retty AI研修サービス powered by GMOコネクト」を提供する。同サービスは、AIの基礎知識を学ぶだけではなく、飲食店の日常業務で実際にAIを活用できる状態を目指すハンズオン形式の研修。1回3時間、全4回の計12時間で構成し、企業ごとのAI導入状況や活用度に応じて内容をカスタマイズする。飲食現場でのAI活用を実務レベルで支援今回の研修では、「ゼロから使えるAI実践力を現場スタッフ全員に」をコンセプトに、スマートフォン1台からでも参加できるプログラムを用意した。AI活用におけるマインドセットやChatGPTの基本操作から始まり、SNS投稿や口コミ返信などのWebマーケティング、シフト作成、発注量・在庫量の計算や試算といったバックオフィス業務まで、飲食店で想定される幅広い用途を扱う。また、メニュー開発や接客改善に向けたアイデア出し・分析、計画書やマニュアルなどの資料作成にもAIを活用する内容となっている。研修では、GMOコネクトが持つAI研修の知見を活用し、ChatGPT、Claude、Canva、n8nなどのAIツールを取り上げる。単にツールの操作方法を学ぶのではなく、飲食店の実務に落とし込むことを重視している。AI導入の「次」にある、現場での活用が焦点飲食業界では、人手不足への対応や業務効率化が求められる一方、AIを導入しても、現場スタッフが具体的な業務で使いこなせなければ、生産性向上につなげることは難しい。今回のサービスでは、AIを特定の担当者だけが利用するのではなく、現場スタッフを含めて活用できる状態を目指す。例えば、日々発生するSNS投稿や口コミへの返信、シフト作成、発注などの業務にAIを取り入れることで、店舗運営における業務負担の軽減を図る。さらに、メニュー開発や接客改善など、定型業務の効率化にとどまらない活用も想定している。AIを業務の補助ツールとして利用することで、店舗スタッフがより付加価値の高い業務に時間を振り向けられる環境づくりを目指す。Rettyの飲食店ネットワークを生かして業界全体の生産性向上へ今回の取り組みでは、AI研修に関する知見を持つGMOコネクトと、飲食店とのネットワークを持つRettyがそれぞれの強みを生かす。Rettyは、70万店舗の飲食店との信頼関係を構築しているとしており、そのネットワークを活用して飲食法人へのAI研修の普及を進める。また、研修への参加にあたっては、助成金の活用を想定し、交付申請から給付金の入金までをサポートする体制も用意する。飲食店におけるAI活用は、業務の一部を自動化する段階から、店舗スタッフ一人ひとりが日常業務の中でAIを使いこなす段階へと広がりつつある。今回の取り組みは、AIツールの導入だけでなく、その活用を担う人材の育成に焦点を当てたものとなる。