技研商事インターナショナル株式会社は、2025年4月より、Webブラウザ上で顧客の動向やペルソナ、販促エリア最適化等を容易に分析できる顧客データ分析ソリューション「MIP(Marketing Intelligence Platform)」の提供を開始する。本ソリューションは、煩雑になりがちな店舗の売上や顧客情報と店舗周辺地域の統計データを掛け合わせ分析することで、顧客分布や優先すべきターゲット分布を地図上に可視化し、効果的な販促施策につなげられる顧客分析に特化したGIS(地図情報システム)ソリューションとなる。今後、AI活用やジオターゲティング広告プラットフォームとのシームレスな連携等、段階的なバージョンアップを予定している。店舗運営の現場がタイムリーに把握できるMIP急速なデジタル化により、近年は顧客の行動から得られるデータは爆発的に増えるものの、その活用がうまく進んでおらず顧客理解に活かしきれていないという課題がある。それらの課題に応えるべく、顧客分布エリアの可視化といったベーシックな分析を始め、購買動向や生活意識、メディア接触傾向等、様々な角度からの顧客理解や、それらの分析結果を効果的な打ち手につなげる広告配信機能等、店舗の売上拡大につながる豊富な機能を網羅した顧客データ分析ソリューション「MIP」を開発した。 MIPソリューション詳細データドリブン環境を容易に実現する顧客データ分析ソリューションMIPは自社の店舗がある地域の特性も加味した高度な顧客分析ができるようになるシステムで、分析に不慣れな人でも活用しやすいよう設計されている。なお、今後は生成AIを活用した分析レポートや、分析結果をダイレクトにターゲティングに反映できるデジタル広告配信プラットフォームとの連携を予定しており、分析だけでなく販促の具体的な打ち手までを網羅し、販促施策のPDCA最適化をデータドリブンで支える統合プラットフォームとして提供していく。ソリューションイメージ機能概要コンバージョン分析機能購入した商品や金額、回数等(全店・自店)のヒートマップ分析ができる。時系列分析コンバージョン分析の時系列比較分析ができる。ペルソナ分析機能※居住者特性が分かるエリアセグメンテーションデータc-japan🄬を活用した仮想ペルソナ分析が可能。顧客のライフスタイルや住んでいるエリアの特性を可視化できる。潜在顧客分析機能※消費傾向を示す統計データ等を活用し、店舗周辺エリアの消費傾向と実際の顧客の購買データを比較。ギャップを分析し、MD(マーチャンダイズ)最適化に活用できる。生成AIレポート機能生成AIにより各店舗の強み・弱みを分析して示唆を与え、店舗戦略のDX化をサポートする。デジタル広告配信機能※上記で分析したエリアに対して、リアルタイムかつピンポイントに広告配信ができる。※2025年度中の実装を予定MIP 活用イメージ<ショッピングセンター/ホームセンター/スーパーマーケットでの活用例>顧客分布の可視化(顧客マップ)自社店舗・施設の商圏範囲内で、顧客分布やシェア率を可視化できる。顧客分布を地図上で可視化した「顧客マップ」を作成することで、優先すべき販促エリアを明確に把握でき、エリアマーケティングを効率化できる。<ドラッグストア/ディスカウントストアでの活用例>売上増に向けた潜在顧客の可視化ユーザーが保有する会員分布と、生活意識や購買傾向、メディア接触傾向が分かる技研商事インターナショナル社の「消費者ライフスタイルデータ」(本ケースでは“健康意識が高い人”のデータを活用)をクロス集計し、自社店舗の商圏内で可視化できる。<スポーツ/フィットネスクラブでの活用例>会員数増加に向けた販促エリア最適化自社会員分布を時系列で比較し、その変化を把握することができる。下の図は、前年と本年の会員分布をクロス集計し地図上に可視化したもの。前年は会員が多く本年は少ないエリア(解約者が多いエリア)等を地図の色塗りで直感的に知ることができ、どのエリアに販促を打てば効率が良いかロジカルに判断できる。 お問い合わせフォーム: https://www.giken.co.jp/contact/