株式会社ワニブックス(本社所在地/東京都渋谷区、代表取締役/髙橋明男)は、そばチェーン「ゆで太郎」の経営手法を紹介する書籍『ゆで太郎の儲かる仕組み - 22年連続黒字を支えるがっちり経営術 -』を2026年8月10日に発売した。「ゆで太郎」は、全国200店舗を超える店舗を展開するそばチェーン。外食産業の常識を見直し、競争しない立地戦略や、職人の技術を分解して再現可能な仕組みにする店舗運営、来店頻度を重視した価格設計などを通じて、22年連続の黒字を実現しているという。本書では、株式会社ゆで太郎システム代表取締役の池田智昭氏が、同社の成長を支えた経営の考え方を紹介。人手不足時代の組織づくりやフランチャイズ運営、商品開発、価格戦略、外国人雇用など、さまざまなテーマから「再現性のある経営」の仕組みに迫っている。「駅前一等地には出店しない」立地戦略「ゆで太郎」の経営戦略の一つが、一般的な立ち食いそば店とは異なる立地戦略だ。立ち食いそば店では駅前の一等地への出店が一般的だった一方、「ゆで太郎」は郊外のロードサイドに着目。2007年に千葉県で出店したロードサイド1号店が成功したことをきっかけに、新たな出店戦略を見いだした。一方、商店街への出店では4度の撤退を経験。こうした失敗から、「人がたくさん通る道」ではなく「ゆで太郎のお客様が通る道」を見極める力を身につけたとしている。職人の技術を分解し、再現できる仕組みに店舗運営では、職人の経験や技術に依存するのではなく、技術を分解して誰でも再現できる仕組みを整備した。外食業界では、人材の確保や育成が店舗運営上の課題となるなか、特定の人の経験や能力に依存しない仕組みづくりは、安定した店舗運営を支える要素となる。池田氏は、「仕組み」を一つひとつ磨き上げることで、安定した成長を実現してきたと説明している。また、商品や価格についても、利益率だけを追求するのではなく、来店頻度を重視した設計を行っている。お客様アンケートで「美味しい」と回答した75%の顧客に注力し、価格と味を設計したという。さまざまな施策をつなぐ「仕組み化」の思想本書では、立地戦略、商品設計、人材育成、フランチャイズ運営など、一見すると異なるテーマを扱っている。しかし池田氏によれば、これらは「仕組み化」という一つの思想でつながっているという。「駅前一等地には出店しない」「職人は育てない」「薄利多売にも頼らない」といった考え方も、既存の外食業界の常識にとらわれず、持続的に店舗を運営するための仕組みを構築するという考え方から生まれている。本書では、こうした22年連続黒字を支えた経営の考え方を、具体的な経験や事例とともに紹介している。人手不足時代の組織づくりにも焦点本書が扱うテーマは、出店戦略や商品、価格だけにとどまらない。人手不足時代の組織づくりや外国人雇用、フランチャイズ運営など、外食企業が店舗数を拡大するうえで直面する課題についても取り上げている。ゆで太郎システムでは、2004年の会社設立以降、店舗展開を進めてきた。今回の書籍では、その過程で蓄積された経営上の考え方を整理し、外食業だけでなく、さまざまな業種の経営者や管理職にも役立つ内容としてまとめている。『ゆで太郎の儲かる仕組み - 22年連続黒字を支えるがっちり経営術 -』は、2026年8月10日に発売。価格は1,760円(税込)、発行はワニブックス。著者は株式会社ゆで太郎システム代表取締役の池田智昭氏。池田氏にとって初の著書となる。