株式会社Review(本社所在地/大阪府大阪市、代表取締役社長CEO/藤本 茂夫)は、2025年に全国で開業した飲食店58,330件を分析した結果をまとめた「全国飲食店開業ランキングレポート ver.8」を公開した。調査では、飲食店の開業時期は業態や地域によって異なる傾向があることが明らかとなり、「いつ開業するか」が店舗戦略において重要な要素であることが示された。全国の開業件数は横ばいで推移2025年に全国で開業した飲食店は58,330件だった。10月から12月の開業件数は15,512件で、2023年同期(15,617件)、2024年同期(15,864件)をわずかに下回ったものの、過去3年間はいずれも15,000件台で推移しており、全国的な開業規模は大きな変化なく推移しているという。一方で、地域や業態、開業月ごとに分析すると、それぞれ異なる特徴が見られた。東京都が最多、地域ごとに異なる開業タイミング都道府県別では、東京都が8,235件で全国最多となり、大阪府(5,040件)、愛知県(3,617件)、北海道(3,465件)、福岡県(3,393件)が続いた。地域別では開業が集中する時期にも違いが見られた。北海道では2025年10~12月の開業件数が1,117件となり、2023年、2024年を上回るなど、地域特有の動きが確認されている。ジャンル別では居酒屋が最多業態別では、「飲み屋・居酒屋」が4,422件で最も多く、「カフェ・喫茶店」が4,251件、「バー」が3,504件で続いた。ラーメン店や各国料理店も上位に入っている。飲食店の開業は4つのパターンに分類月別の開業動向を分析した結果、飲食店の開業時期は大きく4つのパターンに分類された。夏型居酒屋、カフェ・喫茶店、お菓子・スイーツは7月に開業が最も多く、夏休みや旅行シーズンに合わせた出店が目立った。春〜初夏型専門料理店は4月、和食・郷土料理は5月にピークを迎えた。新生活やゴールデンウィークなど、人の流れが活発になる時期を見据えた開業が多いとみられる。秋冬型一般レストランは10月、バーは11月、焼肉店は12月が年間最多となった。秋の観光需要や忘年会、クリスマスシーズンを見据えた開業が特徴となっている。二山型ラーメン店は4月と10月、各国料理店は7月と10月にピークがあり、年間2回開業が増える傾向が確認された。地域によって「開業しやすい季節」に違い全国では4月の開業件数が最も多かった一方、地域別ではピークとなる時期に違いが見られた。大阪府、愛知県、福岡県では3~4月に開業が集中し、新生活需要を見据えた出店が多かった。一方、北海道、神奈川県、千葉県では10~11月がピークとなり、観光シーズンや年末商戦を意識した開業が目立った。東京都は4月が最多だったものの、年間を通じて開業件数が高い水準で推移しており、季節による偏りが比較的小さいことも特徴として挙げられている。市場分析にも活用できる開業データ同社は、今回の分析を通じて、飲食店市場では開業件数だけでなく、「いつ開業するか」という視点からも地域や業態ごとの特徴を把握できるとしている。詳細な分析結果は「全国飲食店開業ランキングレポート ver.8」として公開されており、都道府県別・ジャンル別・月別のデータを市場分析や営業活動などに活用できる内容となっている。