パナソニック産機システムズ株式会社は、小売業や飲食業などに向けて、トレーラーハウスを活用した新たな店舗形態を開発し、移動型出店ソリューション「HAKOSOL(ハコソル)」として、2024年11月より受注発売を開始する。本ソリューションは、店舗向けトレーラーハウスに、空調や照明、冷凍・冷蔵ショーケース、監視カメラなどの業務用設備を、要望に応じて組み合わせてレイアウト設計し、トレーラー店舗としてパッケージで提案するもので、商圏調査など店舗立地の開拓から、トレーラー店舗の設計・提案、生産・手配、施工・搬送・試運転、点検・保守まで、全面的にサポートするソリューション事業。店舗立地の開拓は労力がかかる上、資材や燃料の価格高騰、現場での職人不足などを背景に建設費や人件費が上昇しており、新規出店は簡単ではない。新たな店舗形態であるトレーラー店舗は、遊休地や狭小地、広すぎる駐車場、期間限定の場所など、これまで出店の対象ではなかった店舗立地を開拓することができる。また車両であるため、出店・閉店・リロケーションが柔軟かつ戦略的に行え、投資の最大化に貢献する。イベント等の期間限定出店や被災地支援としての活用も容易。閉店する場合も、解体する必要がなく、店舗をそのままリロケーションできるので、廃棄物を出さない。トレーラー店舗の運営を通してサーキュラーエコノミーに取り組むことでESG経営の実現にもつながる。<主な特長>1. トレーラーハウスと設備を組み合わせ、パッケージで提案2. 出店の企画段階から保守・点検までトータル支援