グローバルフードソリューション株式会社(本社/東京都港区、代表取締役社長/清水貴之)は、グループ会社であるRACSystem株式会社が開発・提供する食材原価管理システム「RACS(ラックス)」について、全国の飲食事業者向けに本格展開を開始した。近年の飲食業界では、原材料費や人件費の上昇、人手不足の深刻化などを背景に、売上を確保していても利益が残りにくい状況が続いている。帝国データバンクの調査によると、2023年度の飲食店倒産件数は802件に達し、過去最多を更新したという。こうした状況を受け、飲食店経営では従来以上に緻密なコスト管理と、データに基づく迅速な意思決定の重要性が高まっている。「RACS」は、飲食業界で課題となっている「原価率が把握できていない」「FL比率が適正かわからない」「感覚で仕入れやメニュー設計を行っている」といった課題に対応するために開発された。グローバルフードソリューションがこれまで展開してきた飲食コンサルティングの知見をもとに、継続的に利益を生み出せる経営基盤の構築を支援する。システムでは、仕入れ価格の変動をリアルタイムで反映し、仕入れ・レシピ・販売データをもとにメニュー単位で原価を自動算出することで、1円単位でのレシピ別原価管理を可能にする。常に最新の原価率を把握できるため、価格改定やメニュー改善などの経営判断につなげやすくなる。また、食材費(Food)と人件費(Labor)のバランスを可視化し、理想的なFL比率を自動算出する機能も搭載。過剰な仕入れや不要なシフトなど、改善すべきポイントを把握しやすくする。さらに、単なる原価計算ツールではなく、飲食店再生のノウハウを設計に反映した点も特徴だ。経営者が「次に何をすべきか」を判断しやすい設計とすることで、感覚に頼らない経営への転換を支援する。導入メリットとしては、原価ロス削減による利益率向上、無駄な仕入れの削減、スタッフ配置の最適化などを挙げている。グローバルフードソリューションでは、飲食店の「なんとなく」のどんぶり勘定を排除し、日本の食文化を支える店舗が持続的に利益を確保できる経営体制づくりを支援していく考えだ。