株式会社ぐるなびが提供するモバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」は、注文の簡便性を高めるため、新たに番号入力による注文機能を2024年12月19日より提供を開始した。この機能により、高齢者や訪日外国人を含む幅広い層のユーザーがより快適にサービスを利用できるようにする。飲食店業界のDXが進む中、「ぐるなびFineOrder」は、飲食店とユーザー双方にメリットのあるソリューションを提供してきた。しかし、ぐるなびが導入店舗で行った調査では、特に60代以上の高齢者においてモバイルオーダーの利用に対して消極的であることが分かった。そのため、モバイルオーダー利用への心理的ハードルを下げ、誰でも簡単に利用可能なシステムへと進化させることを目指し本機能の開発を行った。モバイルオーダーを利用する飲食店側にとっても、商品画像の準備や表示校正のデザインに時間がかけられず、DX化に二の足を踏んでいる店舗が多いという課題がある。こういった飲食店のDX化の実現をサポートすることも大きな目的となる。本機能の特徴は、ユーザーは備え付けのメニューブックに記載された商品番号をモバイルオーダーに入力するだけで注文が完了する点となる。この機能によりタッチパネルやスマートフォンの操作に不慣れな方でも直感的に利用できる仕組みを目指している。そして、メニューブックで商品を見せることを重視する飲食店も、既存のメニューブックから商品を探す体験はそのままにモバイルオーダーを導入することが可能になる。さらに、画像がなくても注文体験が損なわれないことから、画像の準備やメニュー構成に時間がかけられない飲食店でも気軽に導入することができる。