株式会社シンクロ・フード(本社所在地/東京都渋谷区、代表取締役/大久保俊)は、飲食業界専門求人サイト「求人飲食店ドットコム」に登録された求人データをもとに、2025年度下期の飲食店平均募集給与データを発表した。調査対象は東京都、大阪府、愛知県、福岡県の求人案件54,436件。調査期間は2025年10月から2026年3月まで。月給・時給ともに全地域で上昇平均募集月給は、東京都が30万5,287円で前半期比3,978円増、大阪府が29万4,166円で同5,667円増となった。また、愛知県は28万2,186円、福岡県は27万4,729円となり、いずれも前半期を上回った。平均募集時給についても、東京都は1,336円、大阪府は1,249円、愛知県は1,194円、福岡県は1,131円となり、全地域で上昇が見られた。同社は、2025年10月の最低賃金引き上げが影響したと分析している。業態別では居酒屋・和食が高水準東京都における主要業態別平均募集給与では、「和食」が31万4,158円、「居酒屋・ダイニングバー」が31万4,121円となり、高い水準を維持した。前半期比では、「居酒屋・ダイニングバー」が6,332円増、「イタリアン」が5,561円増となった。一方、「カフェ・喫茶店」は主要業態の中で唯一減少した。調理スタッフの採用難が継続職種別では、東京都、大阪府ともに「調理スタッフ」が「サービス・ホール」を上回った。東京都では調理スタッフが29万3,311円、大阪府では28万1,897円となった。大阪では調理スタッフの上昇幅がサービス職を上回っており、同社は調理人材の確保難が給与条件に反映されているとみている。採用競争の継続が背景に最低賃金改定に加え、飲食業界における人材獲得競争の継続が、募集給与上昇の背景にあるとみられる。飲食店の採用活動では、賃金条件に加え、労働環境や働き方の改善も引き続き重要になりそうだ。