ディップ株式会社(本社/東京都港区、代表取締役/冨田英揮)は、求人情報サイト「バイトル」に掲載されたデータをもとにした2026年5月度のアルバイト平均時給調査を発表した。全国のアルバイト・パート平均時給は1,368円となり、前年同月比で75円上昇した。一方、前月比では2円の微減となった。求人件数は約40万8,000件で、前年同月比10.2%増となっている。飲食職種の平均時給は1,220円職種別では、「飲食の職業」の平均時給は1,220円となり、前年同月比で33円上昇した。全9職種のうち7職種で前年を上回り、特に「製造・技能の職業」は前年比302円増、「運搬・清掃・包装等の職業」は同213円増と大きく伸長した。一方、専門的職業や教育関連職種では前年を下回る結果となった。全エリアで前年を上回るエリア別では、調査対象となったすべての地域で前年同月を上回った。関東エリア:1,419円(前年比61円増)東海エリア:1,375円(前年比113円増)関西エリア:1,364円(前年比78円増)九州エリア:1,319円(前年比143円増)特に九州エリアは143円増と大幅な伸びを示しており、地方でも人材確保競争の激化がうかがえる結果となった。飲食業界では人件費上昇への対応が課題に慢性的な人手不足が続くなか、飲食業界でも時給上昇の流れは継続している。求人市場全体で賃上げ圧力が強まる一方、原材料費や光熱費の高騰も続いており、飲食店にとっては人件費の増加をどのように吸収するかが経営課題となっている。モバイルオーダーやセルフレジなどの省人化投資に加え、外国人材の活用や柔軟なシフト運用など、人材確保と生産性向上を両立する取り組みの重要性が一段と高まりそうだ。