Payn株式会社(本社所在地/東京都中央区、代表取締役CEO/山下恭平)は、飲食店向け予約・顧客台帳サービス「ebica(エビカ)」を展開する株式会社エビソル(本社所在地/東京都渋谷区、代表取締役/田中宏彰)と協業し、両社のシステム連携を開始すると発表した。「ebica」に登録された予約情報を、キャンセル料の請求・回収業務を自動化する「Payn」とAPIで連携する。飲食店における無断キャンセルや直前キャンセルへの対応を効率化し、店舗スタッフの業務負担軽減につなげる。キャンセル料を請求できない飲食店の課題に対応「Payn」は、キャンセルポリシーを設ける飲食店や宿泊施設などを対象に、キャンセル料の請求からリマインド、回収までを自動化するサービスである。飲食店では、無断キャンセル、いわゆるノーショーや直前キャンセルが発生した際、キャンセルポリシーを設けていても、実際の請求に至らないケースがある。請求に伴うやり取りの負担や人手不足に加え、キャンセル料を請求することで口コミなどに影響することへの懸念もあり、本来回収できるはずの売上を回収できないことが課題となっている。とくに食材費や光熱費などのコストが上昇するなか、コース料理や個室、宴会といった単価の高い予約では、キャンセルによる店舗経営への影響も大きくなる。こうした背景から両社は、飲食店の業務負担を抑えながらキャンセル対策を行える環境の構築を目的に、今回の連携を開始する。「ebica」の予約情報と連携し手入力を削減今回のAPI連携では、「ebica」に登録された予約情報を「Payn」と連動させる。キャンセル発生時の請求準備に必要だった手入力作業を削減し、キャンセル料の請求からリマインド、回収までの一連の業務を効率化する。これにより、店舗スタッフが複雑な事務作業に時間を取られることなく、キャンセル料を請求できる体制を整える。「ebica」は、予約・顧客管理をはじめ、大型店舗や多店舗運営、宴会・コース予約、インバウンド対応などに対応し、全国1万5,000店舗以上の飲食店にサービスを提供している。予約情報とキャンセル料請求を連動させることで、店舗ごとに異なっていたキャンセル対応を標準化し、多店舗を展開する企業でもキャンセル対策の状況を把握しやすくする。訪日外国人客へのキャンセル料請求にも対応今回の連携では、インバウンド予約への対応も想定する。「Payn」は英語、中国語、韓国語など14言語に対応したインターフェースを備えるほか、SMSを100カ国以上へ送信できる。「ebica」もインバウンド対応を強みの一つとしており、両サービスを組み合わせることで、訪日外国人客による予約のキャンセルが発生した場合にも、キャンセル料の請求・回収を行いやすくする。訪日外国人客を含む予約が増えるなか、キャンセル対応を店舗スタッフ個人の判断や作業に依存せず、企業全体で管理できる環境の構築につなげる。予約データを自動取得する特許技術を活用今回のシステム連携には、Paynが2023年10月に取得した、さまざまな媒体から予約データを取得し、キャンセル料の請求につなげる技術に関する特許を活用する。Paynは2022年10月にサービスを開始し、飲食店や宿泊施設を中心に導入を進めてきた。2026年には、キャンセルポリシーの策定や予防策、回収実務などをまとめた「キャンセル料請求・回収 実践ハンドブック」も公開している。今後は宿泊業界や飲食業界などで利用される顧客管理・予約管理システムとの連携を進め、キャンセル料の請求業務にかかる負担の軽減を図るとしている。