株式会社ランプ(本社/京都府京都市、代表取締役/河野匠)は、飲食店・スイーツ店向けテイクアウト予約受付・管理SaaS「テイクイーツ」において、多言語対応機能の提供を開始した。店舗が登録した日本語のメニュー情報をAIで翻訳し、訪日外国人客が利用する端末の言語に応じて注文サイトを自動表示する仕組みで、インバウンド需要への対応強化と注文機会の損失防止を目指す。インバウンド需要拡大を背景に開発観光需要の回復に伴い、飲食店やスイーツ店では訪日外国人客との接点が増加している。観光地だけでなく都市部や郊外でも外国人旅行者や在住外国人の利用が広がる中、飲食店にとってインバウンド対応は売上機会を確保する上で重要なテーマとなっている。一方で、注文サイトが日本語のみのため商品内容を理解できず注文を断念するケースや、受け渡し時のコミュニケーション不足によるオペレーションの混乱などが課題となっている。また、外国語対応がスタッフ個人の語学力に依存している店舗も少なくない。こうした状況を受け、同社は店舗側の負担を増やさずに多言語対応を実現できる機能として、今回のサービスを開発した。AI翻訳でメニューを多言語化新機能では、店舗が商品名や説明文、オプション情報などをこれまで通り日本語で登録し、管理画面上からワンクリックでAI翻訳を実行できる。翻訳結果は店舗側で自由に修正できるため、商品特有の表現や説明内容にも対応可能だ。利用者側は、注文サイトへアクセスした際に端末言語を自動検知し、その言語で画面が表示される。必要に応じてサイト内の言語セレクターから手動で切り替えることもできる。2026年6月時点での対応言語は英語となっている。注文機会の損失防止と業務効率化を支援同社によると、多言語対応によって訪日外国人客が商品内容を理解した上で注文しやすくなり、言語の壁による機会損失の削減が期待できるという。また、メニュー更新時も日本語情報を修正した後に再度AI翻訳を実行するだけで多言語メニューを最新状態に維持できるため、運用負担を抑えながら継続的な対応が可能となる。さらに、注文時に受け取り用のニックネームをアルファベットで入力できる機能も搭載。受け渡し時の呼び出しをスムーズにし、店舗と利用者双方のコミュニケーション負担軽減につなげる。全国3,500店舗超が導入「テイクイーツ」は、飲食店向けのテイクアウト予約・決済・管理サービスとして展開されている。店舗ごとのオリジナル注文サイトを構築できるほか、オンライン予約や事前決済に対応し、電話注文や店頭受付の負担軽減を支援している。サービス開始から6年で全国3,500店舗以上に導入され、累計注文数は140万件を突破したという。今回の多言語対応機能は、「テイクイーツ」契約店舗であれば追加料金なしで利用できる。インバウンド需要の拡大が続く中、飲食店における多言語対応のハードルを下げる取り組みとして注目されそうだ。