ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシング(本社/東京都渋谷区、代表取締役社長/小早川幸一郎)は、2026年3月27日に書籍「ラーメンビジネス」を刊行した。本書は、日本の食文化を代表する存在となったラーメン産業について、ビジネスや教養の視点から紐解いた一冊となっている。全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライターである"井手隊長"が、ラーメンの歴史や味の進化、スープ・麺・トッピングの構造、店舗の集客手法、チェーン店の展開、カップ麺・冷凍麺の市販品事情まで、現場のリアルな声をもとに解説している。ラーメンの歴史と構成する要素(スープ、麺、トッピング)について深掘りなぜラーメン界では醤油ラーメンが一番人気なのか。塩ラーメンの専門店が少ない理由や、博多の「クサウマ」な豚骨ラーメンが東京でなかなか根付かない背景には、味覚の構造や原価、調理工程における複雑な事情が絡み合っている。また、「麺かため」「味濃いめ」をつい頼んでしまう客層の心理や、製麺所と自家製麺のどちらを選ぶべきかという議論、さらにはナルトやネギといったトッピングが果たす役割まで、一杯のラーメンがどのような計算と歴史の上に成り立っているのかを紐解く。原価高騰や「1000円の壁」に苦しむ中、各店がいかにして味を保ち、新たな表現に挑んでいるのか。作り手たちのリアルな声が記録されている。熾烈な競争が繰り広げられるラーメン業界を生き抜くための「マーケティング戦略」本書では、ラーメン店の集客やマーケティング戦略にも焦点を当てている。ラーメン店をオープンすれば客が来るというのは間違いであり、初速のオープン景気をいかにして定着につなげるかが、勝負の分かれ目になる。また、ラーメン店特有の回転率重視という固定観念や、なぜラーメン店のSNSは炎上しやすいのかといった、現代の個人店が抱えるマーケティングの課題についても取り上げている。「日高屋」「幸楽苑」といった低価格チェーンはいかにして品質を維持しているのか、「蒙古タンメン中本」が熱狂的なファンを生み出した背景など、チェーン店の戦略も紹介。個人店から巨大チェーンまで、ラーメン界で生き残るための多様な戦い方が見えてくる。ラーメン業界は今後どこへ向かうのか? その「未来像」とは昨今、「吉野家」や「松屋フーズ」、「デニーズ」といった他ジャンルの外食大手が相次いでラーメン市場に本格参入している。コメの価格高騰や供給不安を背景に、麺メニューへのシフトが進む中、ラーメンは、外食産業全体の構造転換の鍵を握る存在となっている。また、小麦を使わない「グルテンフリーラーメン」に挑戦する企業や、名店の味を高いクオリティで再現する冷凍・カップ麺の進化など、店舗という枠を超えたラーメンの広がりにも注目。さらに、日本のラーメンが海外で高級食として高く評価される中、ラーメン文化が世界でどのように受容され、進化していくのか、ラーメンの未来についても考察する。本書の構成第1章 「春木屋」に学ぶラーメンの歴史第2章 クサウマに学ぶラーメンスープの世界第3章 「麺かため」に学ぶ製麺の世界第4章 ナルトに学ぶラーメントッピングの世界第5章 オープン景気に学ぶラーメン店の集客の世界第6章 「蒙古タンメン中本」に学ぶチェーン店のラーメンの世界第7章 凄麺に学ぶ冷凍・チルド・カップラーメンの世界第8章 山形・新潟に学ぶご当地ラーメンの世界第9章 グルテンフリーに学ぶラーメンの未来著者紹介井手隊長(いで・たいちょう)全国47都道府県のラーメンを食べ歩くラーメンライター、株式会社フライヤー執行役員、flier公式チャンネル総合プロデューサー。「東洋経済オンライン」「プレジデントオンライン」「AERA DIGITAL」等の連載のほか、メディア出演、ラーメンの商品監修など多方面で活躍中。ラーメンの「1000円の壁」問題や「町中華の衰退事情」「個人店の事業承継」など、ラーメン業界をめぐる現状を精力的に取材。テレビ・ネット番組への出演は「羽鳥慎一モーニングショー」「ABEMA的ニュースショー」「熱狂マニアさん!」「5時に夢中!」「サクサクヒムヒム ☆推しの降る夜」など多数。東洋経済オンラインアワード2024にて「ソーシャルインパクト賞」を受賞。著書に『できる人だけが知っている「ここだけの話」を聞く技術』(秀和システム)、『ラーメン一杯いくらが正解なのか』(ハヤカワ新書)、『天下一品 無限の熱狂が生まれる仕掛け』(日本実業出版社)がある。書籍情報定価:1,738円(本体1,580円+税)体裁:四六判 / 288ページISBN:978-4-295-41193-2発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング発売:株式会社インプレス発売日:2026年3月27日