東京・汐留の「汐留横丁」、グラングリーン大阪の「re:Dine大阪」などを運営する株式会社favyは、2025年3月下旬より新たなフードホールを開業する。東京・新宿駅から徒歩5分にある歌舞伎町からもほど近い場所にある「アドホック新宿ビル」の3階〜5階の3フロアに、「シェアオフィスとシェア型フードホール」の2つのシェア型モデルを統合するビジネスモデルの実証店を開発し、不動産価値を高める物件開発プロジェクトに挑戦する。 シェアオフィス併設型のシェア型フードホールとは favyではこれまで、世界有数の繁華街として知名度、集客力のある「新宿」エリアから飲食業を支援したいとの思いから新宿区西新宿にオフィスを構え、現在は東京・汐留や大阪・梅田を始め全国12カ所で「シェア型」の飲食施設を運営している。favyが展開する「シェア型フードホール」は、出店の際の初期費用が20万円で、フードホール内の厨房付き店舗を借りることが可能で、家賃は売上と連動する形となっている。このように飲食店を出店する希望者に、そのハードルを下げているのが特長。これによって、かつてシャッター街であったところをfavyが「シェア型フードホール」につくり変えることによって、ウエーティングの行列ができるようになっている。favyでは、これまで培ってきたフードホール開発のノウハウを発展させて、新宿駅からも歌舞伎町からも近い「アドホック新宿ビル」に「シェア型フードホール」と「シェアオフィス」をオープンする。同じビルの中にアドホックの本社オフィスも移転して、よりスピーディーでかつ高品質なサービスの提供を目指す。施設の全体はこれから段階的にオープンする予定となっていて、各フロアの構造や出店する飲食店の詳細については、随時発表していく。■物件概要ビル名:アドホック新宿ビル住所:東京都新宿区新宿3-15-11(当社出店エリア:3階〜5階)オープン時期:2025年3月〜(段階的オープン予定)出店希望者向けサイト:https://redine.jp/institution/shinjukuフードホール公式サイト:https://redine.jp/shinjuku フードホールの入居状況についてこのフードホールに出店が確定している飲食店は、favyが運営する飲食店だけでなく、現在多くの問い合わせを受けている状態。そこで出店に向けた審査等が進行中となっている。 favy 代表取締役社長 高梨巧氏2015年にfavyを創業して、約10年が経とうとしています。この間、飲食店のデジタル化を通して「飲食店が簡単に潰れない世界を作る」を合言葉に、自社運営の飲食ブランドや飲食店の売上向上のためのDXツール開発、フードホール運営とさまざまなことに取り組んできました。現在のfavyは、リーシングも含め、モバイルオーダーや販促活動など、フードホールの開発と運営全てを自社で完結できる技術とノウハウを蓄積しています。「アドホック新宿ビル」での本プロジェクトは、favy社が10年間構築・蓄積してきた全てを形にすることで「シェア型フードホール」に関わる、出店する飲食人・来店されるお客様・ビルオーナー様のみならず、社員も含めて「好きを仕事にする人を増やす」というfavyのミッションの実現を目指します。