株式会社イデア・レコード(本社/東京都新宿区、代表取締役/柏田康雄)は2026年6月8日、テイクアウト・デリバリー注文の統合管理システム「注文一括管理くん」の無料提供を開始した。物価高や慢性的な人手不足が続くなか、飲食店におけるテイクアウトやデリバリーなど「店外売上」の重要性が高まっている。同社は初期費用や月額費用を不要とすることで、店舗のデジタル化を後押しする。「Uber Eats」や「出前館」など複数媒体の注文を一元管理「注文一括管理くん」は、「Uber Eats」「出前館」「ロケットナウ」など複数のデリバリーサービスから入る注文を1つの画面で管理できるシステム。これまで店舗では媒体ごとに異なる端末を操作する必要があり、確認漏れやオペレーションの複雑化が課題となっていた。同サービスでは、複数デリバリー媒体の注文を一元管理注文ステータスの変更を一括操作店頭受け渡し業務への対応POS連携による二度打ち防止バーチャルレストランの複数ブランド管理媒体横断の売上集計などに対応し、店外売上業務の効率化を実現する。AI時代を見据え無料提供へ今回の無料化について同社は、AIの進化によって単純な管理画面の価値が低下しつつあると説明する。従来のような「複数媒体のAPIをまとめるだけ」のサービスはコモディティ化が進んでおり、今後はAIを活用した売上向上や業務効率化支援に価値が移っていくという。同社が展開する飲食店向けプラットフォーム「GATEシリーズ」は、予約・注文・顧客データ統合などに関する20件以上の特許を保有。今後はAIを活用した機能拡張を進めていく方針だ。店外売上の重要性が高まる中、低リスクでDXを推進コロナ禍以降に定着したデリバリー需要に加え、人手不足や原材料費高騰への対応策として、店外売上は飲食店経営における重要な収益源となっている。一方で、複数媒体の運用負荷やシステム導入コストが障壁となり、十分な活用に踏み切れない店舗も少なくない。今回の無料化は、そうした店舗がリスクを抑えながらデジタル化を進めるための選択肢となりそうだ。