株式会社クリエイターズネクストは、全国のAI開発者と県内企業・自治体をマッチングしAI活用を支援する「ひろしまAIサンドボックス」に採択され、AIによるおしぼり納品データの活用を通じてフードロス削減・過剰在庫削減・人員数需要予測を実現するプロジェクトを開始する。2025年6月9日に開催されたひろしまAIサンドボックス採択者発表会の様子飲食業界での需要予測AI導入を阻む、高いハードル飲食業界では原材料価格の高騰や人手不足が深刻化している。過剰在庫やフードロス、人員過不足は経営に大きなインパクトを与えるため、AIによる需要予測に期待が集まっている。しかし、AIによる需要予測で通常使用するレジのデータは売上情報を含むため、契約から実際のデータ受領まで3カ月以上かかり、導入へのハードルをいかに下げるかが課題となっている。「おしぼり納品データ」と「気象データ」を掛け合わせて需要予測本プロジェクトでは来客数とほぼ比例するおしぼりの使用枚数に着目した。広島県リースタオル株式会社が保有する広島県内1800店舗へのおしぼり納品データをAIで解析する。さらに降水量や気温といった気象データを掛け合わせることで、精度の高い需要予測システムを構築。おしぼりデータを活用することで、レジのPOSデータなどと比べて、即座にデータを活用することが可能となっている。また全国のおしぼり配送会社と連携することで日本中での展開が可能となる。フードロス削減・過剰在庫削減・人員数需要予測の3つのメリットを提供本サービスは月額制で広島県内の飲食業界に提供を予定している。飲食店はサービスの導入によって、来客予測による仕入れ最適化でフードロス削減、在庫管理の改善、そして人員数需要予測による適切な人員配置を実現することが期待される。