飲食店向け予約管理システム「ebica」を運営する株式会社エビソルは、飲食店の予約に関する最新のレポート「飲食店予約レポート2024」を発表。飲食店予約レポートは、「ebica」および「グルメサイトコントローラー」のデータを基に、2019年から2023年までの期間における飲食業界の集客や予約に関する消費者の動向をまとめたレポートとなる。【飲食店予約サマリー】1. 2023年は年間を通して総予約数がコロナ禍以前を上回る。予約手段ではネット予約が前年比150%以上、電話予約も140%以上に増加2. ネット予約の経路別伸び率では、グルメサイト、オウンドメディア共に伸長。SNS、Google経由の予約は前年比200%以上に拡大3. 2023年における時間帯ごとの予約件数では、初めて全ての時間帯で2019年の数字を超える結果に4. 1組あたりの人数では、2019年には依然満たないものの、前年比では全時間帯で平均人数が拡大傾向に【レポート詳細】1. 2023年は年間を通して総予約数がコロナ禍以前を上回る。予約手段ではネット予約が前年比150%以上、電話予約も140%以上に増加2024年1月に発表した「飲食店予約レポート2024・予約データ速報」では、2023年初めて、年間を通して全ての週で飲食店の予約数がコロナ禍以前(2019年)を上回る結果となった。また、予約手段別の伸び率を見ると、ネット予約が158.9%と電話予約を超える伸び率で増加。電話予約も140.8%と、2023年は飲食店への予約数全体が大きく回復。2. ネット予約の経路別伸び率では、グルメサイト、オウンドメディア共に伸長。SNS、Google経由の予約は前年比200%以上に拡大飲食店のネット予約数の伸び率を経路別に見ると、グルメサイトが161.2%、店舗公式サイトなどオウンドメディアを含む従量課金がかからないメディアを経由した「ダイレクト予約(Direct Reservation)」が156.1%と、いずれも大幅に伸長。また、オウンドメディアの種類別に伸び率を見ると、自社ホームページや会員アプリ、LINE公式アカウントが148.6%に伸長。さらに、InstagramなどのSNSが283.4%、「Google で予約」などのGoogleサービスが205.0%にのぼるなど、全体の伸長に加えて飲食店予約におけるInstagramやGoogleなどの利用率が増加傾向。3. 2023年における時間帯ごとの予約件数では、初めて全ての時間帯で2019年の数字を超える結果に予約件数の時間帯別の内訳では、ランチ/カフェタイム(11時〜16時)、アーリータイム(16時〜18時)に加え、昨年時点ではまだコロナ禍の数字に及んでいなかった飲食店のピークタイムである18時〜21時でも、初めて2019年の数字を超えた。2022年12月時点では、ディナーの時間帯の予約件数減少により客単価の低下および全体の売上への影響まで懸念されていたが、2024年は客数だけでなく単価の向上にもつながっていくことが期待される。4. 1組あたりの人数では、2019年には依然満たないものの、前年比では全時間帯で平均人数が拡大傾向に全国の飲食店における、時間帯別の予約1組あたりの人数を忘年会シーズンの12月で比較すると、コロナ禍以前となる2019年12月の平均5.1名に比べ、2022年12月は平均4.1名と、16時〜18時(アーリータイム)、18時〜21時(ピークタイム)、21時以降、全時間帯の全てで1組あたりの人数が平均約1人分減少。2023年12月は、1組あたりの平均人数が4.5名となり、増加傾向。。